新宿のバルト9にて、「ファッションが教えてくれること」を観てきました。 ご存じ、ヴォーグ誌の名物編集長「アナ・ウィンター」が9月号を作っていく課程を追ったドキュメンタリー。 ファッション業界以外で働く女子にも是非観てもらいたい!と思う映画でした。 アナとそのdirectsの仕事ぶりを通して、プロとして仕事をするということはこういうことなのだ、というメッセージが伝わってくるというか。きらびやかな世界にいるのに彼らに浮ついたところは無く、なんだかストイックな侍の生き様を見ているような感じでした。
アナがおバカっぽい若い女性編集者の提案を切り捨てた時の言葉が痛快でした。「なぜピンク色を特集したいの?…きれいだから、ですって? ノー、よ。 あなたはいつも物事を一面的にしか見ていない。あなたが使うモデルはあなたと同じロングのストレートヘアばかり。これも、これも、これも。あなたは何を表現したいの?この記事を通して何を表現したいのかをはっきりさせなさい。それと、違った切り口から物事を見ること。以上。」
そんな彼女の弱点は「子供たち」だそうです。そう言った時の彼女の笑顔はとびきりチャーミングでした。